青森県上北郡七戸町字町7-2
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ブログ

2019/08/09
 「子供の科学」という創刊以来90年以上経つ、子ども向けの月刊雑誌があります。小学生の頃、実験などの科学的分野が好きだった私はあまり本を読まない人間であったものの、その本はそこそこ読んでいた記憶があります。最近、私の母が孫にも読ませたいと購入を再開し、私も懐かしさから久々に手に取ってみました。
  本の内容には、パソコンのプログラミング方法など当時の子ども向けには考えもしないような記事も増え、科学の進歩を感じさせます。その中で非常に興味深い実験記事がありました。それは、授業内容をノートに手書きして受けたグループとパソコンに打ち込んで受けたグループが、後にその授業に関するテストを受けると、手書きして受けたグループの方が成績が良いという結果が出たというものです。世の中は科学の力でどんどん便利になっていきますが、不便や苦労が人を成長させることもあります。一見科学の進歩を否定するように見えるこの記事を、科学雑誌があえて載せているということに考えさせられるものがありました。
  12月の徳目は「忍辱持久(にんにくじきゅう)」、「根気強く取り組もう」です。「耐える」と考えると、どうしても苦しくて辛いイメージをもってしまいますが、「便利だから楽しいんじゃない。不便さの中にこそ幸せはある(所ジョージ)」のように、本当の面白さは大変の中にこそあると気づけると、「忍辱持久」はもっとポジティブな見方が出来るような気がします。
  実を言うと私、高校に入ってから「mol(モル)」という化学単位の難しさにすぐ挫折して、理科から離れてしまったタイプです。当時パソコンが今くらい便利なら楽に理解できたのに…成長がありません。(2018.12)

2019/08/09
 「最初から苦しむ方向をとったから後は楽になった。最初楽した者はその後苦しむ。」これは、HONDAの創業者、本田宗一郎氏の言葉です。ビジネスの本などによく掲載されており、成功するための鍵と言われています。実際に、最初の頃すぐにはうまくいかず試行錯誤を繰り返している企業ほど、後に長く成功するという調査結果もあるそうです。よくよく考えると確かにその通りで、最初に深く考えもしないで単純に成功しているところの真似をしたり、誰かに頼って努力をしないでいると、自分で考える力や習慣が身につきません。そして、後に何か苦労をしなくてはならないとき、楽から抜け出せず、努力の仕方も分からず、本来の苦労以上の苦労をしてしまうのだと思います。はじめの時期にどんな経験をし、どんな力を身につけ、それをその後どうするのか、そのことを念頭に置いてはじめのうちに努力することが後々の方向性に大きく関わってくるのだと思います。
  さて、11月の徳目は「精進努力(しょうじんどりょく)」、「最後までやり遂げよう」です。子育ては長い道のりではありますが、「三つ子の魂百まで」ということわざがある通り、本田宗一郎氏の言葉は子育てにも当てはまることだと思います。この時期にしっかり子どもと向き合う努力が、私たち大人にとって子育ての大きな財産になり、何より子どもたちにとってその後のスムーズな成長に繋がるはずです。そして、園に預けているから、ご家庭に帰したからあとは関係ないではなく、様々な角度から互いに共通理解を図り協力し合いながら子育てしていくことこそが、子どもを更に成長させるものだと信じています。お陰様で、本園では、園と家庭の両輪で子育てが出来ていると強く感じます。これからも相互協力しながら、今後の子育てがより順調に進むよう、今この時期を大事にしていきたいと思います。
  毎回おたよりの文章を書く際に、「きっと何かが降りてきてひらめくはず!」と、結局〆切ギリギリになってしまい、後で苦しむタイプの私です…(2018.11)

2019/08/08
  スペインに「人間の塔」という無形文化遺産があります。カタルーニャ地方で200年以上続く伝統的な行事であり、近年ではメンバーの身長や体重をデータ化し、それぞれ最適なポジション配置を組むところからこの行事は始まります。塔の頂点の子どもは、大人達が絶対に守ってくれると信じ、土台や中段の大人達は、自分たちを信じてくれる子どもたちを絶対に落とさない強い決意をもって、緻密な計算と互いを信じ合う人々の絆によって塔が形成されていく光景は圧巻であり、正に命をかけて皆が真剣に取り組む姿勢は、見る者に様々な想いをもたらします。
  さて、10月の徳目は「同時協力(どうじきょうりょく)」、「お互いに助け合おう」ということです。近年日本では、子どもにとって少しでもリスクがあるとすぐに排除することが主流となっています。一方で、過度な排除により子どもたちの「運動能力」や「危険察知能力」が低下し、大きなケガや事故が増えている状況も生まれつつあります。子どもをケガから守ると言うよりも、大人が極力責任を負わないような流れにも見えます。私たち大人は、子どもがケガをしないように何もさせないのではなく、子どもの主体的な活動を通じて、万が一失敗しても最小限のケガで大きな価値が生まれるよう、安全対策のバランスをとることが大事です。「人間の塔」は極端な例ではありますが、リスクに向き合うことも時には容認し、私たち大人が協力し合って見守ることも大切なのではないでしょうか。
  「人間の塔」で、普段どんなテレビ番組を見ているか、気づかれたかも知れません。ついでに同番組で有名なキラキラの話もしようかと思いましたが、様々なリスクを考慮し向き合えませんでした。(2018.10)

お泊まり保育③

2019/08/07
夜のお楽しみは、二人羽織と福笑いを融合させたオリジナルゲーム。座っている先生の後にりんごさん達。

そして本当は花火をする予定だったけれど、園庭が雨で濡れていたので、屋根のある場所から噴火花火を楽しみました。

今回はほぼ全員が親やおじいちゃんおばあちゃん以外とお泊まりするのが初めてだった様ですが、ホームシックになる事もなくすんなり就寝。思い思いの寝相でグッスリ休みました(笑)

次の日はみんな元気に起床!プレイルームでラジオ体操をしてから、外に散歩へ出かけました。天気も良くなり、気持ちの良い朝。お寺の敷地内をぐるっと回り、保育園に戻ってきてから朝食。朝もみんなモリモリ食べました。

その後帰り支度をするとお家の方が続々お迎えに。もしかしたら一番寂しかったのはお家の人たちかも知れませんね♪

お泊まり保育②

2019/08/07
プールの後は買い出しした材料を下ごしらえ。包丁を上手に使いながら野菜を切りました。夜が楽しみです。

夕方には温泉へ。大きな浴槽に最初は戸惑う子もいましたが、最終的には「まだ入っていたい!」(笑)みんなで入るお風呂は楽しいね!

そして夕食。ビュッフェ形式でサラダやカレーなどを自分が食べたい分だけ盛りつけ。自分たちで育てたり作ったりした事もあり、いつも以上にお腹いっぱい食べました。

③に続く…

お泊まり保育①

2019/08/07
りんごさんにとってある意味1番のイベント、「お泊まり保育」!

今回はあいにくの空模様だったため、午前中の公園遊びは十和田トワーレのプレイルームに変更。それでも普段遊んだことのない遊具に子どもたちは目を輝かせながら遊びました。

保育園に帰ってきてからは夕食の材料を買いに町のスーパーへ。お買い物メモに書いてある品物を探して回りました。

午後は、温水プール。最初は潜るのも精一杯だったのが後半はビート板でバンバン泳げるようになる子も。短時間でみんながそれぞれ成長していました。

②に続く…

6月の風景

2019/08/05
今回もダイジェストで園の様子をご紹介。

まずは親子バス遠足。

今回は県の防災館とスポーツ公園へ。防災館では地震や煙体験、消防車や救急車への試乗をしました。大人も興味深い経験に一同大満足。充実した時間となりました。

昼食後は、スポーツ公園。園では体験できない大型遊具に子どもたちは大はしゃぎ。それに付いていくお家の方は必死で途中足が止まってしまう方も(笑)十分に体を動かし、帰りにはバスの心地よい振動にみんな夢へと誘われました。zzz…

次はバラまつり。町のローズカントリーという施設で行われるバラの祭典のオープニングセレモニーで、毎年りんごさんとめろんさんが手話を交えた歌、そして鼓隊とカラーガード演技を披露しています。例年このイベントにて鼓隊とカラーガードを初披露するため、子どもたちは気合い十分。お家の方はもちろん、来賓の方やお客さんも子どもたちの堂々とした舞台に大喜び!とても良い経験になりました。

そして最後は陶芸教室。

毎年りんごさんは月に一度お茶のお稽古をしているのですが、その集大成として、卒園式の日にお家の方へお茶を点てています。また、毎年あぜりあ苑さんにご協力頂き、お茶を点てるときに使うMy茶碗の製作もしています。子どもたちは、お家の方が嬉しそうに飲んでくれることを想像しながら一生懸命成形しました。後日乾燥させ色つけをし、焼き上げるため、完成はまだ何ヶ月も先の話。今から待ち遠しいね(*^_^*)

いちご狩りバス遠足

2019/08/02
アグリの里へ行き、いちご摘み取り体験をしてきました。みなさんいちごの摘み取りは初めてとのことでパックにこぼれんばかり…むしろこぼれてた!?程、山盛りに摘み取っていました(笑)

ランチは「農」に繋がりのある商品だけを取りそろえている「ファーマーズマルシェhitotsubu(ヒトツブ)」にて「農ランチ」を堪能。お腹が満たされた後は、おいしいドレッシングや野菜等の買い物タイム。

心も体も大満足な楽しいバス遠足でした。

エコ活講座

2019/08/02
暮らしの中でのちょっとした工夫で、環境に優しくそして節約にもなるエコについて、NPO青森県環境パートナーシップセンターからの派遣で山本さんがお越し下さいました。実は山本さん、七戸の町議会議員さん。また、町内の学校に読み聞かせに回っており、児童達には「ジャンプさん」と呼ばれ慕われています。

読み聞かせをされているだけあり、とても柔らかな口調で和やかな雰囲気の中、講座が進んでいきます。後半は廃油を使ったエコ石けん作りも楽しみ、地球だけではなく心にもやさしいエコ活となりました。

インスタ映えスマホ講座

2019/08/02
「インスタしててもしてなくても、撮る写真はインスタ映えな方がイイ!」そんな想いから、フォトショップふたばさんの小原達郎氏を講師にインスタ映えスマホ講座が行われました。

空間の使い方や逆光を使っての撮影方法など、目からウロコなプロならではの撮影技術を伝授され、1時間という短時間でママ達は確実に撮影が上達したに違いありません!

これから子どもの成長を撮影するのがますます楽しくなりますね☆

2019/08/02
 先日、園舎建て替えのための地鎮式が行われました。一般的には神道形式で行われますが、今回は仏式にて、理事長が導師を務め行いました。ちなみに左の写真はその際に立てた卒塔婆の写真です。
  神道形式は、神様の土地を使用させてもらえるようお願いする意味合いが強い儀式とされています。一方仏式は、様々な人々のお陰様をもって建築の運びとなったご縁を喜び合い、仏様に感謝する意味合いが強い儀式と言われています。報いた恩に改めて感謝する機会とすることが肝要なのだそうです。
 9月の徳目は「報恩感謝(ほうおんかんしゃ)」「あらゆることをありがたく感じよう」ということです。地鎮式当日は雨が降り、直前の準備に予想以上労力を要しました。しかし、準備をお手伝い下さった方々が機転を利かせて下に敷くためのプラスチック板を急遽手配して下さったり、突然の予定変更や連絡不足にも迅速に対応して下さったりと、本当に多くの方のお陰で厳かな地鎮式を執り行うことが出来ました。 正に「雨降って地固まる」という言葉がぴったりな経験だったと感じます。このご縁に感謝し、再び襟を正して新園舎完成に向けて進んでいかなくてはと、思いを新たにするきっかけとなりました。
 ここまで読んで、「何か綺麗にまとめているけれど、結局は園長の準備不足だったのでは?」と気づかれた方、それでも気遣ってあえてそこには触れずにいて下さるご配慮、心より感謝申し上げます。(2018.9)

2019/08/02
「自分の機嫌は自分で取る。人に取ってもらおうとしない。」
  お笑い芸人みやぞんが、過酷なロケの最中につぶやいた言葉です。みやぞんとは、運動神経が非常に良いことに加え、いつもニコニコと笑顔を絶やさないため、最近は様々な番組に出演しています。今回のこの番組でも、目的を達成するまでの間様々な災難に見舞われスタッフも疲労困憊の中で、自分を奮い立たせるように「自分の機嫌は自分で取る。」と笑顔を絶やさず前向きな姿勢はとてもカッコ良いものでした。
  明照保育園のお約束「明るく」「正しく」「仲良く」の話をする際、子どもたちには「いつも笑顔でいること」とが「明るく」ということですと伝えいます。先日「明るく」とはどうすることですか?と子どもたちに聞いてみたところ「みんなを笑顔にすることです。」と答えた子がいました。「自分の笑顔で、周りも笑顔にする」ともう一歩踏み込んだ考え方もいいなと、園児の回答をきっかけに考える機会となりました。
  8月の徳目は「自利利他(じりりた)」「出来ることはすすんでしよう」ですが、「自利」という言葉通り、自分にとってのプラスにもならなくてはなりません。自分の機嫌は自分でとり笑顔になる事で、みんなも笑顔にしていく姿は正に「自利利他」の体現であると感じます。「まずは自分から笑顔に…」どんなときでもポジティブな気持ちを心がけていきたいものです。
  今回の文章はどんなテーマにしようか考えている時に、難しい顔してもダメだと思い、ニコニコしながらパソコンに向き合っていたら気持ち悪がられ既にネガティブとです。園長です…園長です…園長です…。(2018.8)

暮らしの知恵講座

2019/07/02
長沖みのり氏を講師にお招きし、暮らしの知恵講座が行われました。

主婦歴30年のみのり氏がタダで海外旅行したり同じ労力で、お得2倍以上の暮らしの知恵を伝授する講座でした。「断然やる気UP!!」ですよね☆この日から講座を聴いた皆さんの生活が変わったはずです!タダで海外旅行へ向けて!

総合避難訓練

2019/07/02
行事には無かったのですが遊びに来てくれたので総合避難訓練に参加しました。消防車からの放水に大興奮の大人達でした♪

手仕事

2019/07/02
センターに素敵な時計が仲間入りしました。

支援センター職員の手作り♪

遊びに来た時にでも見て下さいね☆

七夕製作

2019/07/01
ガラス絵の具で七夕製作を行いました。

見本を元にガラス絵の具でなぞって行く作業ですがそれがなかなか難しく、根気のいる作業でした。それでも皆さんとても器用で時間内にほぼ完成することが出来ました。今回も個性光る素敵な作品が出来上がりました。

それとは別に短冊に願い事を描いて笹飾りにしてあります。

ママ達の願いがどうか叶いますように・・・

クッキング講座

2019/06/24
 保護者会主催で、当園キッチン職員によるクッキング講座が行われました。今回作ったのは「ニラの卵とじみそ汁」「焼き豚ともやしの和え物」「納豆のネバネバ和え」の三品。

 まずは、ニラの卵とじみそ汁。ニラは餃子の時ぐらいしか口にしないご家庭が多いようですが、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で積極的に摂取して欲しい食材。園では卵ととじてみそ汁にすることで、子ども達も喜んで食べています。

 次は焼き豚ともやしの和え物。こちらにもニラが入っていますが、非常に食べやすく子どもたちにも好評。途中、調味料はどこが安いのかの話で盛り上がり、主婦の皆様が家庭のために様々やりくりし、日々アンテナを張り巡らして尽力されていることを感じます♪

 最後は「納豆のネバネバ和え」。こちらはオクラや人参、キュウリを入れて和えます。調理の最中、キッチン先生から「実はオクラは花が咲き、その花も食べられるんです」とのプチ情報でママ達、一緒にクッキング講座に参加した職員も「へぇ~↑」とナイスリアクション(*^_^*)後で調べてみると、より美味しくなるように品種改良したオクラの花もあるとか。サラダに添えたり生ハムに巻いてみたり、彩りや食感のアクセントとして利用してみては。

 そして、お待ちかねの試食タイム!普段園で子どもたちが食べている食事を味わいました。中にはおかわりをしてくれるママ達も。作った側としてはとっても嬉しいことですが、その様子は恥ずかしくてNGとのことで、今回は調理の様子のみの写真でご了承下さい(笑)

 今回、調理した以外のものも数品レシピを作りました。気になる方は是非お声がけ下さい!

 

2019/06/21
 「大迫、半端ないって!」先日のサッカーワールドカップ日本対コロンビアの試合前後から何度も目や耳にした言葉です。「大迫」とはサッカー日本代表の大迫勇也選手のことで、彼が高校時代の全国高校サッカー選手権大会準々決勝において、対戦したチームの主将が試合後、大迫選手の凄いプレーに脱帽して発しました。続けて、そのチームの監督が「俺、握手してもらったぞ」「鹿児島城西(大迫選手の母校)を応援しよう」と語ります。当時、この様子が何度も放送され「大迫、半端ないって!」は注目を浴び、今回改めて話題となりました。言葉遣いは違えども、主将も監督もチームの雰囲気を少しでも和ませようとし、これだけ潔く相手を称える姿勢に器の大きさを感じました。また、大迫選手について「誰よりもロッカールームを綺麗に掃除する選手」と当時の取材を基に紹介するアナウンサーの話や、負けたこのチームは2年後、初の全国制覇を成し遂げた事など、思いや行動は巡り巡ってくるのだと考えさせられました。
  7月の徳目は「布施奉仕(ふせほうし)」「誰にでも親切にしよう」ということです。「親切」を辞典で調べると「思いやり」という言葉が出てきます。「世話をする」といった、直接的に誰かへ優しさを向けた行動だけでなく、周りの事を考えたり、他人を素直に認め受け入れたりすることもまた思いやりなのだと思います。「布施」とは修業の一つなのですが、周りへの気配りは巡り巡るものであり、自分が周りと繋がっているんだと気づくことが「布施」という修業なのではないでしょうか。
  「半端」な気持ちで流行りに乗ってしまったため、オチのない話になってしまいました。園長△(さんかっけー)とはいきませんね…(2018.7)

2019/06/20
  七戸町出身のマリンバ奏者、新谷祥子さんに何度かお越し頂き、ミニコンサートやワークショップを開催しています。その中で新谷さんからのアドバイスで、段ボール太鼓を製作し、新谷さんのマリンバと園児達の段ボール太鼓で一緒に演奏したことがあります。
  段ボール太鼓とは、様々な端布を貼り付けた段ボール箱を太鼓に見立てるものなのですが、端布の貼り付け方や箱の形状により、見た目も音も様々な表情を見せます。もしかしたら、それぞれ段ボールと端布のままであれば、物としての役目を終えてしまっていたかもしれないところを、まるで新たな命を吹き込まれたような、初々しさや明るさを感じさせます。子どもたちも、普段使う太鼓とはまた違う楽しみ方を見つけ、イキイキと演奏しているのが印象的でした。リメイクすることで使う側の気持ちもまた新たに、そして前向きになる事に気づき、一つの物を長く使うこととまた違う良さを再認識しました。
  今月の徳目は「生命尊重(せいめいそんちょう)」「命を大切にしよう」ということです。日本にはもともと、生き物だけでなく道具などにも命が宿っているという考えがあります。また、「もったいない」という考えも日本独自のものです。「命を大切に」というと、どうしても生き物だけに目がいきがちですが、物を長く使い続けたりリメイクしたりすることもまた「生命尊重」の心を育てる良い機会のような気がします。
  体重をもう少し減らしたいのですが、私の「もったいない精神」の賜で、目の前の食べ物に向き合ってしまう今日この頃です…。(2018.6)

2019/06/19
 【「枠にとらわれたくない、自由でいたい」っていう言葉をカッコイイ意味で使う人がいるけれど、あれ間違っていると思う。みんな社会の中で生きているんだから、なんでもアリってわけじゃないのよ。規則や枠の中で工夫したり創造したりするから楽しいの】タレント所ジョージさんの言葉です。所さんは、肩の力を抜いたいい意味での「いい加減さ」が人気であり、「理想の父親」「理想の上司」ランキングの常連でもあります。一般的にはそれこそ「枠にとらわれない、自由」なイメージが所さんにはあると思います。そんな方の発言だからこそ、深みを感じます。【子どもにも言ってんですけども、何のために片付けるかっつったら、次遊ぶ時に早く遊べるように今片付けろってことなんだよ。散らかってて汚いから片付けろ、じゃなくて、お前らが次遊ぶ時にどこに何があるかが分かりやすいでしょ?そしたら、次遊ぶ時に早く遊べるでしょ?だから片付けなさいって】ルールの見方を少し変えるだけで、よりポジティブに受け取ることができるのだと考えさせられます。
 5月の徳目は「持戒和合(じかいわごう)」です。「きまりを守り、集団生活を楽しもう」という意味です。きまりとは本来、人を抑圧するものではなく、自身の生活を快適にし、周りとの関係を円滑にするものであるはずですが、不自由に感じてしまうこともあります。しかし私たち大人が、枠の中で工夫し創造する面白さや、自分にとってプラスとなる物の見方を子どもたちに示してあげることで、互いに、更に豊かな生活ができるのだと思います。
 人生を楽しむために、まずは机の右側に置きっぱなしにしている文房具やプリント類を、すぐに使えるよう左側に整頓してみようと思います。(2018.5)